| カールスクローナのあるBlekingeでは赤いバスが基本 |
市内移動の基本となるのは路線バスである。
同じ田舎でも日本の田舎と比較して、カールスクローナで最も素晴らしいことは、公共交通機関すなわちバスが充実していることといってもよいかもしれない。
それは本数が多く利便性が高いこともあるが、ベンツ製の美しい車体がこの自然豊かな街にぴったりなのだ。乗ればもちろん素晴らしい眺めを見ることができるが、外からバスが走るの見ているだけでも、素晴らしい光景なのである。
なお、このバスはバリアフリーなので、バス停では車体が下がる。社会福祉国家スウェーデンならでは機能であるので、是非チェックしてもらいたい。
ちなみにスウェーデン語ではバスは、Buss(the busの場合はBussen)で、発音はブス(ブッセン)となるので、日本人の前では注意が必要である(?)。
バスには、いくつか種類がある。ここでは、①市内路線バスについて紹介する。他については別章を参照すべし。
① バス番号が一桁:市内移動するバス(1番から8番)
② バス番号が二桁:中心部だけを移動する10番(通称Citibuss)のみ←2012年6月より廃止。
③ バス番号が三桁:長距離移動となる。100番台は主にKarlskrona郊外。
④ 番号なし:FlygbussというRonneby空港行きのバスおよびTåg Buss(トーグブス)というEmmaboda行きのバスがある。
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バスが止まったら、前から乗車する。前から乗車したら、料金(下記参照)を支払い、好きな場所に座ればよい。下りる際には、バス内にたくさんあるボタンを押して運転手に知らせる。押すタイミングは、次のバス停名をつげる放送(ネスタ、●●バス停という放送)、そして一番前の電光掲示板前((Nästa●●バス停)が表示されたときがベストである。比較的運転手さんは親切なので、(ヤーヴィル・オーカ・ティル●●)と事前に言っておくと、
止まってくれる(はず?)。
料金は、ゾーン制である。といっても、親切なことに、ほとんどが1ゾーンに収まっているので、一桁番号(1,6,7,8)に乗るときはほとんど最低料金である。
最低料金はCashの場合は20KRである。ちなみに子供料金は20歳まで適用される。
Resekort(ラバットコート)というPrepaid Cardを買っておくと2割引きとなる。
ラバットコートは、バスに乗る際に200KR以上の現金を出せば買うことができる。
個人的には、カールスクローナ中央駅の小さい売店でクレジットカードで買うのがおすすめである。
なお、ラバットコートでは、1ゾーン、1か月乗り放題(390KR)という切符も購入することができる。
ほとんどバスの運転手がスウェーデン語しか話さないので、不安な場合は事前に自動販売機でチケットを購入することもできる。英語を選択できるのでスムーズにチケットを購入できるはずだ。クレジットカードも使用可能である。なおラバットコートの新規購入はできず、追加チャージのみ可能である。