2011年9月2日金曜日

人口の話

カールスクルーナ(Karlskrona)の2011年6月末現在の人口は約64千人である。
2003年初には約61千人で、増加傾向が続いている。
ちなみに、もっと古いデータを引っ張り出してくると、1950年には工業が盛んで、人口は約64千人であった。しかし産業の衰退とともに、その後一貫して減少し、1980年後半には59千人を切ったことさえあった。
ちょうどその頃、Blekinge工科大学が設立されたのをきっかけに再び上昇傾向が始まる。

年齢別にみると、65歳以上が20%と比較的高い(スウェーデン全体17-18%、日本23%)。
これは退職を機に、スウェーデンは比較的温暖なこの町にやってくる人がいるからではないかと邪推している。

さて、人口6万人っていうと、日本ではどんな都市か調べてみると、
ということで、かなりマイナー都市といえる。(左側の3ケタの数字は日本の都市の順位)


422岡山県玉野市64,553
423大阪府泉南市64,416
424愛知県田原市64,125
425滋賀県栗東市63,652
426埼玉県蓮田市63,315
427宮崎県日向市63,228
428宮城県多賀城市62,979
429新潟県佐渡市62,724
430香川県観音寺市62,680
431茨城県守谷市62,434

Sweden全体の人口が900万人であることを考えると、日本でいうと(単純に6万÷900万×1億2千万=)80万人超の人口というと、新潟市・浜松市・世田谷区くらいの重要性がある都市といえる。
(もちろん、本来は人口密度でも比較すべき